これからの清掃とは何か? 何が不足し、何が足りないのか?

掲載日:2024.09.04

私たちカイコーポレーションは、汚れの除去、ニオイの除去、そして除菌をテーマに機材、薬剤、工法を中心に事業を展開しています。

また、一般社団法人日本除菌脱臭サービス協会の運営に携わっている関係上、我々にとって清掃とは深い関係にあります。

 

これまで、カイコーポレーションはB to Bのビジネスを展開していましたが、最近、あるきっかけで、新たな試みとしてB to C、一般消費者をターゲットとしたTVショッピングで洗浄剤の販売を始めました。

おかげさまで大変好評で毎回完売が続いています。

そして、販売後は多くのユーザー様から質問の電話を頂戴しています。

問い合わせに対応していて清掃の事を考え直す、見直す機会になりました。

日常的に私たちが日々行っている清掃。

これまで、習慣的、条件反射的に行っていた清掃。

長い間、何の疑問も抱かずにいましたが、実は、手の届くところ、目に見えるところの表面についた汚れの除去が中心だったのだなと思います。

家を例に考えると、私たちが行っている清掃の対象は、床、テーブル、トイレ、お風呂、洗面台といった手の届く、物体の表面の汚れの除去が中心で、目に見えない、手の届かない、排水管、空調機、空調ダクトそして空気に対してはほぼほぼアプローチしていないと考えるに至りました。

 

先日家族で食事に出かけた際、お店に入り食事をし始めた時から目が痒くなり、何度も目をこすりました。

何故急に目が痒くなったのかなと思い目を店の天井に向けてみて納得しました。

エアコンの吹き出し口、吸気口がカビだらけでした。

近年の気候変動で日本は既に高温多湿の亜熱帯気候に。

住居は高気密化、ペットを飼う世帯の増加、花粉、PM2.5などアレルゲンの増加、社会インフラの劣化。

我々が快適な生活、健康的な生活を送るうえで大切な住環境。

良く吟味してみると多くの化学物質と多くの機材を使った清掃で効果は限定的だったのだなと感じます。

 

結果、カビ、アレルギー、排水管からの腐敗臭などこれまでにない問題が顕在化しています。

私たちは清掃のありかたを考え直す時期に来ているのではないでしょうか?

手の届く箇所、場所といったスポット的対応から空調ダクト、排水管、浄化槽、空気を含めた住環境全体の清掃へ!

 

化学物質と空気清浄機などの機材を多用した清掃では効果は空間的、時間的にも限定的です。

 

時代の変化に対応した新しい清掃として

手の届く場所、手の届かない場所、そして空気を含めた住環境全体の汚れの除去、消臭、制菌を提案します。

この清掃は、時間的、空間的に一時的でなく持続性、拡がりがあるのが特徴の一つです。

 

制菌⇒整菌とは:除菌、殺菌を通じて雑菌の繁殖をコントロールする衛生追求です。それに対して私たちが提唱する新しい制菌は、雑菌や悪玉菌を殺すのではなく、善玉菌と悪玉菌のバランスを整え、善玉菌優位な状態を創り出し維持することで衛生の追求を指します。