モリウイルスご存知ですか?

掲載日:2021.11.19

今週、16日(火)日経新聞の朝刊でこんな記事がありました。

日本経済新聞社は国内846社について、国連の「持続可能な開発目標(SDGs)」への取り組みを格付けする

「SDGs経営調査」をまとめた。

温暖化ガスの排出量を将来的に実質ゼロ以下にする宣言をした企業は267社(回答企業の31.6%)にのぼり、

宣言企業のうち43社は2030年代までの達成を目標とし、産業界での脱炭素の取り組みが加速している。

このようにSDGsへの取組が強くなったのには、以下の背景がある。

それは、2014年フランス エクス・マルセイユ大学の

ジャン=ミシェル・クラブリー氏とシャンタル・アベルジェル氏の研究グループが「PNAS」に発表した。

 

それは、彼らが北極の永久凍土のサンプルから3万年前のウイルスモリウイルスを発見したことだった。

研究グループはウイルスを培養し特定のアメーバーを対象に実験を行ったところ、

ウイルスはアメーバーに感染して12時間で1000倍に増殖。そして、アメーバーを死滅させたという。

2020年6月にはシベリアは38℃という観測史上最高の異常な高温を記録。

温暖化によって、数万年解けずにいた永久凍土の融解が急速に進んでいる。

幸い、モリウイルスにヒトへの感染性はなかったが、

今後、封じ込められていた古代のウイルスが永久凍土から蘇る可能性もある。

その中にはヒトへ感染し、病原性を持つものもあるかもしれない。

危機感を覚えた研究者は、2020年、WHOに送った連名の意見書を公開した。

そこには「永久凍土はまさにパンドラの箱である」と書かれていた。

 

モリウイルスを発見した研究者の一人、アベルジェル氏は次のように語る。

「古代の病原体が新たな感染症の流行をもたらす可能性は高いのです。

地球温暖化による感染症のリスクを避けるために、さらに研究を進めて、機器に備えなければなりません。」

*2030 未来への分岐点 NHK出版から引用

 

永久凍土には

・多くのメタンガス

・二酸化炭素

・未知のウイルス

これらが閉じ込められています。

この永久凍土が一度溶けてしまえば元に戻ることはできない。

その期限が2030年といわれ全世界が血眼になっています。

参考サイト:「モリウイルス」「メタンガス」永久凍土が解けて起きること

 

我々もこれまでの価値観を大きく変える必要があるのではないでしょうか?

小さなことだけでなく大胆に大きな変革を。

我々カイコーポレーションは、清掃という全ての施設、家庭で毎日行われている清掃に着目し、

清掃を通して2030年問題解決に取り組む事業者、家庭をサポートしていきます。

参考サイト:ヤフーニュース「永久凍土に眠るウイルスと感染症のリスク」

 

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