ご存知ですか?オゾン生成方法と各種違いについて

掲載日:2021.05.27

一般的なオゾン発生器には2種類の生成方法があります。

沿面放電方式と無声放電方式の2種類です。

沿面放電方式は、セラミックの板に金メッキを張り高電圧をかけることでオゾンを生成する方法です。【写真①参照】
この方法は、生成量が少なく、時間が経過するとオゾン生成量が低下し、寿命が短いという特徴ですが安価に製造できるので、一般的に低スペックのオゾン発生器に広く採用されています。

【写真①】

一方、無声放電方式は誘電体と誘電体を一定の間隔で配置し、その間に交流電圧を負荷して放電を起こさせる方法です。【写真②参照】
簡単に言うとプラズマ式です。
無声放電方式は高度な技術、製造コストが高い反面、生成効率が高く、大容量のオゾンを生成するのに適しているため、主にハイスペックのオゾン発生器に採用されています。

【写真②】

生成方法の違いには、生成効率、経時劣化、生成量の湿度による影響、NOxの生成量など多くの点で違いがあります。【比較表参照】
それぞれの持つ特徴をよく理解し、使用用途に応じた選別が肝要と考えます。

 

無声放電方式(プラズマ式)について詳しくはこちらをご覧ください。

 

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