消臭サービスの普及とサービスの質の2極化についての考察〜不動産商品価値を高める消臭サービス“OST法”〜

掲載日:2021.11.09

昨年新型コロナウイルスの不活化に効果があることが実証され脚光を浴びたオゾン生成機。

除菌、消臭効果があることで安価、小型、低スペックオゾン生成機がサービス会社、事業者、

個人向けに大量に販売されました。

 

これらの機器はコロナ対策だけではなく、近年増加傾向にあった消臭サービスへのニーズ

例えば賃貸物件や老健施設の退去、退所清掃後の消臭、

中古住宅の消臭、ゴミ屋敷の清掃など消臭目的で使用するサービス会社が増えました。

 

除菌効果は目に見えないのでクレームになりにくいのですが、消臭はその場で効果が判明するので、

サービス提供会社とサービスを依頼する側の間でトラブルが頻発しています。

消臭会社に消臭サービスを依頼し完了したが、満足いく結果でないために

再度、消臭作業を別業者に依頼する業界用語“リテイク”という作業が増えています。

 

ここで事例を紹介します。

 

 

 

 

 

大阪のとあるマンションにて火災が発生し焼き焦げ臭が

ひどいので消臭業者と称するA社に消臭依頼、

スス取り作業や消臭作業を行い仕上げに光触媒をコーティングした現場でした。

残念ながら消臭効果が無く私どもに臭いのリテイク依頼があり消臭を行いました。

右のガスクロデータで一目瞭然ですが、

効果に大きな違いがあります。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

消臭、脱臭作業はこれまで処理が難しく特別な機材、薬剤、資材、ノウハウ、経験を有する消臭、

脱臭専門業者しか対応できませんでした。その為、認知が進まずニッチなビジネスでした。

それが、新型コロナの影響でオゾン機器が普及し消臭サービスに参入しサービスを拡げ、

認知度UPに貢献してくれました。

 

しかし、世の常で質の2極化が表面化してきました。

 

オゾンを使って消臭、除菌効果を得るためには条件があります。

対象の臭気物質、菌ごとに対象空間を特定のオゾン濃度にしなければならない。

そしてそれを一定時間維持しなければならない。

 

しかし、上記を満たすためには乗り越えなくてはならないハードルがあります。

  • オゾンの自然分解(時間の経過とともに生成したオゾンが分解する特性)
  • オゾンの反応分解(対象空間に存在する臭気物質、菌、汚れ物質に反応し分解する特性)
  • 処理に要する時間が長くなると効果が小さくなる

 

 

さらに、環境条件が加味されます。

・対象空間の広さ、天井の高さ。

・温度、湿度。

・オゾンの接触効率。

これらの諸条件を加味した処理法で

様々な臭気物質、菌、ウイルスを

広い空間、短時間で

最大効果を得ることが可能なります。

 

しかし、残念ながらこれらのことを理解しているサービス業者、

サービスを依頼する側(不動産管理会社、不動産オーナー、中古住宅仲介業者、一般消費者等)は少なく、

多くの場合、サービス価格の比較だけで業者選定をしているのが原状です。

原状から鑑みると2極化はさらに進行するでしょう。

 

臭いは、短時間で、驚くほど処理できます!

 

我々が永年、オゾン、消臭、脱臭、汚れの除去の研究を重ね、

築き上げた消臭理論OST法(オゾンショックトリートメント法)を現行の消臭サービスに満足していない方々へ、

そして、より質の高い、お客様から喜ばれる消臭、脱臭サービスを提供したと考えているサービス会社様へ

ご提案します。

下記より実際に弊社のTigerやPanther-Jを使用し施工した現場のビフォーアフターを

臭気分析(ガスクロマトグラフィー分析)にて測定したデータを掲載いたしますのでご参考にしてください。

 

 

 

図1【水害復旧現場の施工環境情報】        

①建物の種類:一軒家

②構造:鉄筋

③広さ:50㎡程度

 


 

図2【火災復旧現場の施工環境情報】

①建物の種類:工場

②構造:鉄筋

③広さ:300㎡

 

 


 

図3【孤独死現場の施工環境情報】

①建物の種類:アパート

②構造:鉄骨

③広さ:10㎡

※2,021年8月20日頃から20日後に発覚し、9月14日に作業開始

 

 


 

図4【冠水車復旧 施工環境情報】

①施工対象:車内

②広さ:約8.5㎥

 

 

これまで、臭いは、“なんか臭うね?” 

“いや、感じない、臭わないよ”といった具合に個人の感覚に頼ってきました。

私どもは、目に見えない消臭効果を視覚化、数値化する必要があると感じ、取り組んでまいりました。

より科学的、客観的に分析する必要性があると感じていました。

そこでたどり着いたのが“ガスクロマトグラフィー分析”です。

化学物質を分析するこの手法は臭気物質の客観的な分析に適した方法です。

この手法で効果を測定してまいりました。

私どもの消臭理論“OST法”で処理した案件の効果をいくつか事例を下記に上げます。

データから、驚くほどの効果が分かると思います。

このように、臭いをほぼ完璧に処理できる処理法があることを多くの方に理解したもらいたいものです。

消臭サービスのニーズは今後ますます増えていくものと思われます。

その際、業者の選定は価格による相見積もりだけでよいのでしょうか?

消臭効果の見える化を議論する必要性が重要であると最近強く思うようになってきました。

臭いは人間が持っている五感の中で唯一脳に直結している器官であり、

人間の判断に大きな影響を与えるといわれ、不動産商品は臭いがあるだけで印象が悪くなり

価値が下がるといわれています。

不動産管理会社様、中古不動産仲介業者様、不動産オーナー様にとって消臭は不動産価値を上げる

手段としてOST法を活用いただけると確信します。

処理するだけの消臭サービスから結果にコミットする消臭サービスへ!

 

〜OST法に準拠した機材について〜確実な処理法でサービスを提供したい事業者様へ

【製品紹介】

★Tiger

★Panther-J